2006年 06月 15日

冬の寒さからも建物と生活する人々を守る必要性があります、それが「断熱」をするという作業になります。
今回、T様邸で採用した素材はRCBシートを床下全面に敷き込み断熱や防湿効果が得られしかも従来のような施工不良が起き難い施工ができるメリットがあります。
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(有)田越工務店
〒020-0141 岩手県盛岡市 中屋敷町1−33 有限会社 田越工務店 TEL019-646-1133 FAX019-646-1132 E-MAIL/ tagoshi-home@fork.ocn.ne.jp ◎ほぼ週いち日記 ◎電化リノベーション (仮称)照井家の 岩手の冬に勝つための 築40年の住宅リフォーム カテゴリ
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築40年の省エネ再生住宅 古民家再生リノベーション 家づくりは人(人格 家の性能を最優先す 人と環境と絶縁しな 夏と冬を旨とし 日本の風土には木の家 木組み 皮膚感覚の家 電化リノベーションシステム 0からの家づくり 未分類 以前の記事
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2006年 06月 15日
![]() 冬の寒さからも建物と生活する人々を守る必要性があります、それが「断熱」をするという作業になります。 今回、T様邸で採用した素材はRCBシートを床下全面に敷き込み断熱や防湿効果が得られしかも従来のような施工不良が起き難い施工ができるメリットがあります。 クリックして続きをよむ
2006年 06月 04日
リノベーションシステムの特徴は、新築でもない、そして単なるリフォームでもない時代の変化や機能・性能までを向上させ、次世代省エネルギー基準の断熱性能や地震に対する耐震性などを含めた住まいつくりを目的としています。
以前、電化リノベーション盛岡11(基礎現況) でも触れましたが、基礎の強度は住宅金融公庫が規定する仕様以前の建物には、施工する業者の判断に委ねられていることが多かったと思います。 ですから依頼先や施工先の違いで堅固な建物であったり、惰弱で20年で朽ち果てる建物になったりしていたとおもいます。 ![]() 40年前の施工であれば鉄筋を入れてある期待は望む事はできません。改めて補強する必要があります。 クリックして続きを読む
2006年 05月 30日
以前電化リノベーション盛岡10(外壁の現況)でも触れましたが、昭和40年頃の木造の建物に断熱材を入れてあるのはマレで存在すら知らなかった人が多かったのではないでしょうか。
当時の家づくりは現代のように「ゆとり」「豊かさ」「快適」などという発想がありませんでした。寝て起きて毎日の生活が送れれば家はその程度の価値観ではなかったでしょうか。 小屋裏の内部はご覧のように断熱材のような物は一切なく冬の生活の辛さが感じられると思います。 ![]() クリックして続きをよむ
2006年 05月 22日
基礎→土台→柱の順番で見てきますと、梁や桁の納まりも確認していきます。
![]() 写真の左側が階段周囲ですが、当時階段材に使われいたのは栗の木材でした、リノベーションの際にも再度階段として使いたかったのですが、踏板の加工の具合や段数の関係であきらめざるをえませんでした。(後にUPしますが収納部位の棚板に再利用することにしました。) そして右に見える鉄製の梁、本来であれば部屋の仕切が作れない店舗や事務所には多く使われていました、(元々美容院でした部分です)木製の梁ですと鉄製の梁以上の寸法(高さ)になるのでこのような納まりにされたとおもいます。 しかし、このような架け幅の距離に鉄製の梁を架けると、2階から1階に伝わる振動や揺れが大きくなってしまいますので、架ける架け幅や寸法に気をつけなければなりません。 T様邸の場合、木製の梁を入替をして振動や揺れを抑え効果と、その梁が意匠にもなるように収めました。 ![]()
2006年 05月 16日
リノベーションに限らず新築や建替そしてリフォームでも現状の状態や素材を把握しなければ次の作業に移ることはできません。
特に構造的に問題のある箇所、木造の建物であると柱や土台などの傷みや腐食などは、少なからず発見されることが多いです。 下記の写真は浴室の隅の柱ですが、浴室廻りは全て高さ1.2Mくらいまでブロックで立ち上げてモルタルで下地をしタイルを張って仕上てありましたが、構造上隅柱だけは、土台まで通さなければいけなかったので悲しくもこのような状況になってしまいました。 ![]() このような状況でも当時からすると丁寧に施工されていたほうでした。 クリック続きをよむ
2006年 05月 13日
木造住宅の構造を支える上でもっとも重要な部位である基礎。
40年前の基礎造りは現代のようにコンクリートを工場で生産しそれをミキサー車で搬入して打設する時代ではありませんでした。 職人さんが現場で、ミキサーという道具でセメント・砂・砂利を混ぜて、一輪車で次々に運び基礎造りを成していました。 私も小さい頃は、コンクリート打ちの時は、現場で手伝いをさせられた記憶がありますが、疲労感は大変きつい仕事だなと思いましたが、幼心に人数がいっぱいいるので楽しい思い出の方が記憶として残っています、このような情景は現代に例えると、農家の田植えのようにみんなが集まって「ワイワイ・ガヤガヤ」しながらも大粒の汗と日に焼けた顔で笑い声がこだまするような風景が思い出されます。 しかし、現代の建築工学の基礎の考え方すると、とても工学的とはいえない環境下で家づくりも進んでいたことは間違いないと思います。 T様のお宅は、基礎がまだ布基礎なだけまだ良い方でした。 当時でもまだ束石製やブロックなどで支える基礎も少なくなかったと思います、ましてや鉄筋など入っていることなどまれではなかったのではないでしょうか。 基礎強度、特にコンクリートの強度は、現代レベルような住宅金融公庫仕様並の強度は無かったのはいうまでもありませんが。 基礎の天端も粗く仕上られことが多く写真で見るように当時は、基礎と土台の間にモルタルを詰めて済ませる施工が多かったと聞きます。 ![]() リノベーションの1つの目的でもある新築レベルに近い基礎の構造強度や耐震安定にする事にあります。 単なるリフォームと大きく違う思想です。
2006年 05月 08日
昭和40年代の家の外壁は職人さんが10ミリ程の板(ラス板)を細かく柱に打付け、その上に左官屋さんがラス網を張り砂とセメントを混ぜたモルタルで仕上げるのが多く施工されている時代でした。
![]() T様邸の外壁も当時をしのばせるモルタルの外壁下地にリシンを吹付ける塗装で仕上をする施工をされておりました。(俗に言うと湿式壁工法)・・・後に一部サイデイングを使用しておりましたが。 最近湿式壁工法(塗り壁)を施工する住宅も増えてきましたが、昭和50年代の高度経済成長にセメント系のメーカーやプレハブ住宅のメーカーの出現により工期を短くする手法がとられてきました、そして現在のようなサイデイングを中心とした施工が主流になり乾式の外壁が増えてきました。 この現象も時代背景に寄与する部分があります。湿式から乾式に変わって様々な現象が発生してきました。 長所としては、湿式工法に比べてサイデイングなどの乾式工法は工期が短くて済み、天気に影響されない、特に寒冷地では凍害が起きないなどの良い点もありましたが、反面、短所は左官屋さんの仕事が激減して住宅の外壁を施工する左官屋さんが少なくなったこと、そして最近までニュースで取上げる事の多かった悪名高き「アスベスト」をサイデイングには混入されており使っていたことが上げられます。 現在のサイデイング(窯業系サイデイング)には使用されていませんが。 T様邸の場合は、モルタルの厚みは3.5センチ強あり中に使われていたラス網の鉄筋の太さには驚きました。 通常施工されているラス網の2倍の厚みでした。(昔はこのように見えなくなる部分・隠れる部分にも手を惜しまずに施工するのがほんとの職人の仕事でした) ですから、耐力壁などの筋交などもありましたが、現在の基準からみると少なくモルタルの強度がどれだけ丈夫なのかがわかりました、現在のように構造用合板を使用されていなくてもかなり頑丈に建物を支えてくれていたとおもいます。 モルタルを剥した後に2階部分を歩いていると建物自体が揺れ、改めてモルタルの外壁の強固さに昔の職人さんの偉大さを感じたきがしました。 ただし、後にUPしますが、モルタルを剥していくと壁の内部が見えきますが断熱材が入っておりませんでしたので冬の室内はきびしい環境化にあったことは間違いないと確信しました。
2006年 05月 06日
今までの、家づくりの基本的な考え方は「新築」「建替」「リフォーム」「増築」「改築」などに集約されてきましたが、「リノベーション」の考え方はどれにも通じる部分があります。
たとえば、家の構造的にはリフォーム・増築・改築に属する機能を向上させる部分が多くありますが、新築時や建替時の際にしか考えなかった建物の断熱性能や気密性能という次元も考えた家づくりを目指しています、プラスアルファーとして耐震性能もあればなおさら資産価値を高める住まいへと変貌していきます。 家づくりに求める価値観は人それぞれ違いがあります。 現在のお住まいの建物の間取りに不満もなく機能的で構造的なバランスなども確保されてると、断熱改修やサッシの取替・外壁の張替などで済ませる事もあります。 そして、オール電化の設備や全館暖房にも対応し安全・安心な生活営むことも可能です。 最終的に、現存する素材を活かしながら、家族が仲良く語り合えそして無駄のない使い方をし最新の設備にも対応でき永く快適な居住環境を造ることが「リノベーション」の目的なのです。
2006年 05月 02日
![]() 従来の階段の基本的な考え方は1.5間(2.73M)の間で13段で上がりきるように考えるのが一般的でした、ですから蹴上が21センチ程度になってしまいます。T様邸も例外ではありませんでした。なぜこんなに階段がきつくなったのでしょうか? 背景には、古来の日本建築が持っている建築様式に関係することがあるとおもいます。 元々日本には階段のある建物が少なく、あるのはお城や古い建物などにはありましたが、戦国時代に起因する部分があるようです。 敵から身を守る為いわゆる敵が攻めて来た時に緩い階段であればあっという間に攻められてしまいますが、きつくしていると敵から守りやすいなどの理由があげられるのではないでしょうか。 その流れが少なからず残って一昔前のような階段を造る歴史があったようにおもいます。 「人生50年」という時代の寿命であればよかったかもしれませんが、現代日本人は女性などは平均寿命が80歳を越える時代です。 手すりだけで、済めばよいですがそうばかりとはいかないようです。 足腰の負担は、経験しなければわかりがたいですが、家の中の事故原因の第一位の場所ですからおろそかにはしづらい部位だとおもいます。
2006年 05月 01日
通常のトイレは、いわゆる「用を足す」だけのスペースであったとおもいます。
いままでの一般的なトイレの寸法は1820×910の柱芯で作られているのが当たり前でした、実際の使えるスペースは1690×780が実際に使える有効寸法でした農家の地主さんの家でもなければ大と小のスペースで区切らていて広く取られているのは少なかったのではないでしょうか。 ![]() トイレも水洗化や洋式化が進むにつれ、位置付けが変化してきました。あるお宅などは、本や雑誌がビッシリとトイレにならんでいることもありました。 そして高齢化が進んでくると今後は自宅介護も普通になる時代も必然化されてきます。 スペースの確保と手すりの設置位置は的確な位置に考えてもらいたいです。
2006年 04月 30日
家の中の水廻りで、浴室やトイレのスペースを考える際に広さや便利な機能も大事ですが基本的な部分で言うと入口の段差や浴槽の高さ・巾そして手すりの配置などは後々影響してくることがあります。
![]() T様のお母様も大病を患われ何度か入退院をされたことがありました。 その時には、この浴槽の高さや段差にはご苦労され不便を感じたと思います。 上の写真のような段差は、なぜ作られたのかは、当然のことながらお風呂の水が室内に入らないようにしなければならなかったのは言うまでもありませんが、後でUPしますが浴室廻りの土台や柱などの状態には決して良い影響ではなかったようです。 現代人は、特に足腰が弱くなってきていると聞きます、車社会で歩く事が少なくなってきています、昔の人達に比べれば足腰は数倍弱っているのは明白です。 ですが平均寿命は延びている現状を考えるとおろそかにはできません。 特に浴室は、屋内の事故原因の上位にきます。 できるだけ、いえの中では安全に暮らせる造りをしていきたいと思います。
2006年 04月 29日
住まいの問題点として、生活動線や作業動線をどうするかが1つの鍵になります。
T様邸の家づくりで、いままでの住まいの中で不満を感じた場所が台所から食卓へのアプローチにありました。 ![]() お料理を造る台所から食事をする食卓兼居間までの距離に不満を感じておりました。 台所→廊下→和室→居間と続く行程を経なければなりませんでした。 子育てをする奥様にとっても料理をしながら子供さんを視野にいれておきたいが台所には子供がいるスペースがありませんでした。 ある方が、言っておられましたが、「子供は、母親の作る料理を食べているのではなく、母親が料理を作る後姿を食(しょく)するだと」 けっして家の間取りが悪かったわけではありません、T様のお母様がご自宅で美容室を営まれていたり、生活する場と仕事と子育ての両面をまかなわなければいけない事情があり、結果として子供さんが大きくなると生活スタイルやお部屋の用途が変化しお部屋の使い方が変わっていきました。 間取りやプランニングの難しさは、将来を見据えながら計画しなければいけません、いっしょに生活するのか別棟にすのか1階と2階に分けて生活するのかなど形体は各家庭によって違います、そして将来どのような家族構成や住まい方など誰にもわかりません。 「だったら!」木造で建てることをお薦めします。 何故なら部屋構成や改築への対応がしやすく、そして「リノベーション」という選択ができるからです・・・・。
2006年 04月 26日
盛岡の気候は、冬にはマイナス15℃くらいに気温が下がる時期があります。
写真のように給水管や給湯管が露出されて配管されておりますが、北海道の人達から見ると珍しい光景に感じるとおもいます。「水道管を凍らせるために」配管しているように思うかもしれません。 ![]() 昔は、冬の就寝前には流しの蛇口やお風呂の蛇口などを全開にして、走って外の元栓を止めに走った記憶があります。おもえば懐かしい思い出です。 この様な配管も当時からすればあながち間違いではなかったのではないでしょうか。 もし水道管が凍結した時には、解凍しやすく配管も見えやすいので修理などもしやすかった利点もありますそして一方大きな原因としては、建物内部の温熱環境によるところがおおきかった気がします。 家の中の温度は外気温に近い温熱環境にありましたから壁の中や床下に配管されると配管の凍結時に解凍作業が困難になってきます。各市町村の行政区によって、配管の施工も違いがありましたが、今日ではこのような配管にお目にかかることは珍しくなってきました。 新築同様に「リノベーション」でも屋内の温熱環境には心配りのされた全館暖房ですから水廻りなどの設備も快適な環境に生まれ変わることになります。
2006年 04月 25日
建物の構造的な概容が見えて来ると、補修する箇所・補強ポイントなど少しずつ頭の中で整理できてきます。
まず第一に、耐力壁の配置のバランスの悪さを修正していかなければいけません。 建物には常に荷重がかかっています。 ![]() 特に地震時や台風時には鉛直荷重に加え水平荷重が建物に加わるので、建物の剛性を高め、荷重が一点に集中しないように建物を一体化させて強度を高めることが重要です。 建物にかかる力には、建物自体の固定荷重・人や家具等の積載荷重・雪が積もった時の積雪荷重などの垂直方向にかかる鉛直荷重と、地震(地震力)や台風(風圧力)などの横か加わる水平荷重がかかります。 鉛直力は、小屋束や柱・梁(曲げモーメントによる力の伝達)などで荷重を基礎に伝え、横からの力は耐力壁で抵抗します。耐震性を確保するポイントは耐力壁の量とバランスの良い配置です。 耐力壁のバランスが悪いと、 地震時に建物がねじれ、大きな変形を生じて 壊れる恐れがあります。 建築基準法では、ねじれを防ぐ方法として、 「耐力壁はつりあい良く配置しなければならない。」としています。 ねじれを防ぐための耐力壁の配置は次のとおりです。 (1)建物の外周は、耐力壁線で囲まれるようにします。 (2)上階と下階の耐力壁線は、できるだけ一致させます。 (3)耐力壁は、建物の外周に設け、特に建物の隅角部に配置します。 (4)耐力壁は、できるだけ平面的にバランス良く配置します。 (5)耐力壁は、梁間方向及び桁行方向にもつりあい良く配置します。 (6)耐力壁は、高い倍率を使って最小枚数にするのではなく、小さい倍率でもよいので壁面を多く配置します。 (7)2階より1階部に多く配置する。 ![]()
2006年 04月 24日
周辺部の調査が終わると、建物本体の構造などをチエックしていきます。
①基礎の状態はどうか?現在の基礎の配置など(補強の施工方法が変わってきます) ②柱材・土台・桁・梁等の家の構造を支える材料の配置や補強の必要な部位はどこかなど ③建物自体の耐力壁位置の確認や補強ポイントを調べる。 上記の項目などをチエックしながら既存の家をどのようにリノベーションできるかを考えていきます。 基礎部分・・・昭和40年頃ですと鉄筋が入っている家は少なく、まだ布基礎が造られているだけ良い方と見てしまうのが一般的です。(当時であればロウソク石でもおかしくはなかったと思います。 T様邸の場合の基礎の補強ポイントは金物を緊結する布基礎と建物全体を布基礎で支えるのではなく土間にコンクリート打って土間コンクリート全体で強度保たせる方法が最適と判断されます。 ![]() 土台・・・今ではあまり使う事がなくなった栗の土台を使用してありました。現在使わなくなったと言うよりは栗そのものが少なくなってしまい使えなく値段も高いというのが現実ですが、栗の土台を使うと孫の代まで平気で持ちます。(100年は保証できます。) 床下空間が狭く空気の流れがよどみやすく湿気が多く含んだ場所でも耐久性はあります。 「かなり良い状態でした、まだまだ使えます。」 柱材・・・杉の柱が多く赤松などの柱もいくつか見えました。 柱の寸法も105角の寸法が多かったですが、120角の柱も何箇所かありました。(荷重の架かる場所などに使用されておりました、現在の家づくりではそのような配慮が少ない家が大半です、昔の大工さんの心根が伝わってきます。) 桁・梁(柱など柱上部に取付く材料です)・・・主に赤松と唐松類がほとんどでした。 現在では、これに変わる素材として多く使われているのが米松という材料です。 断熱材がまったく入っておりませんでしたので木材にとっては乾燥がしやすく環境はよかったとおもいます反面人間サイドからすると夏暑く冬に寒い家にはなるのですが。 耐力壁・・・昔の建物の問題点は一番この部分が弱い建物が多いです。「何故か!」建築基準法では、壁の量というのを定義しておりますが、家の床面積や壁の面積等に見合う数量が入っておればよい程度の決め方であったとおもいます。 阪神淡路の震災以来、法律も厳しく定義しておりますので、現在の基準に合致するように計画していきます。 ![]() リフォームとリノベーションの考え方の根本的違いは、家を構造的にも安全にそして安心して使えるようにするという考え方がベースにあります。
2006年 04月 23日
リノベーションをする場合でも新築と同様の準備や計画が必要になります。
規模や工事の内容によっては建築確認を申請することがありますので、特に周辺部の道路や隣地などに関係する建物との現況を調べる事が重要になります。 以前紹介したH様邸の時も数度役所の建築指導課の方やその他の部署の方が見て確認されました。 ![]() 敷地境界を示すものは、コンクリート製からプラスチック製など様々ありますが、敷地境界に設置する素材として一番安心なのは石でできた物を使われるのが最適です。(石屋さんに相談か家屋調査士さんに相談してください) コンクリート製はいずれは風化して見ずらくなります、プラスチック製は軽い素材なので動きやすく境界部分がずれることがあります。 最近見かけるのは、側溝などに金属のプレートを張ってある場所も見受けられますが言語道断と言ってしまいたくなります。 測量をする費用も明確な場所とそうでない場所では金額が違いますので、気を付けたいものです。 最近の測量図は、正確に作られた図面が多いので、以前に比べれば解りやすくなっておりますが、昭和45年以前のものは、測量図なども現存することも少なくありません、あったにしても正確性に乏しい図面が多々あります。 日本人は、土地に対する固定観念の強い人種ですから、「ウチの土地はここからだ!」などのいざこざが絶えません。 子や孫にも人間関係や隣地とのトラブルにも影響しかねないことになりますので、誰もがわかるようにしておくのが大事ではないかと思います。
2006年 04月 22日
T様邸のお宅を現地調査させていただき、まず第一に廻り周辺部(道路境界・隣地境界など)より調べていきますが、街中での住宅計画で、多々あることですが40年前の敷地の境界や道路との境界などは判断を見誤るような状況が発生することがあります。
必ず最寄りの市役所や法務局で確認します。 ![]() 側溝などがあるから敷地や道路境界だとは限らない場所があります。 市道だと思っていた道路が、複数の方々の所有になっている例なども少なからずあります。 当然の事ながら、4.0Mの道路幅のない場所は数え切れずですが、「位置指定道路」など建築物などを建てて土地を利用するために、特定行政庁から道路位置の指定を受けた私道のことを言いますが。 建築基準法では、建築物の敷地は2m以上道路に接しなければならないと定めていて、公道に接していない土地に家を建てる場合、この接道要件を満たすために、私有地を建築基準法上の道路として提供することができ、「道路位置指定」の申請書を提出して、道路として位置指定を受けることができます。私道ではあるが、一般の通行用とする義務がありまた、指定を受けるには、幅員が4m以上であることなど、道路形態・道路境界が明確であること、原則として通り抜けのできる道路であることなど、細かな基準が設けられています。
2006年 04月 20日
本日から、ご紹介させていただくお宅は、盛岡市内の中心部にあるT様邸です。
立地条件的には市内の中心部に位置する場所で通勤や通学には便利のよい地域ですが、都心部特有の車の交通量や人の往来の激しい場所に立地しています。 ![]() 建物の年数も建ててから40年の歳月が経ち、外見上はモルタルの外壁とトタン屋根などを除くと当時を偲ばれますが外回りの木製の建具と内部に使われている素材などから見ると冬の寒さと夏の酷暑に耐える日々を過してこられた感じがします。 ![]() T様ご家族もご自分達の生活スタイルや家の使い方など長期的な視野で考え悩みました。 「建替」にするのか「リノベーション」という選択を取るか。 社会的背景を考えると壊して造る選択より構造的に使えるのであれば、現存する建物を再生できれば、そうしたい。 40年前建ててくれたお父様の想いを継承したい。 出来るのであれば次の代まで使えるような・・・・・・・。
2006年 04月 18日
こちらのお宅のご紹介も今日でラストになります。
建物が完成しお施主様のH様がご親類やご近所の方々をお招きしてお振舞い(新築のお祝いと同じようなもの)をし50名くらいの人達の前でH様は涙ながらに語られました。 H様(談):「昭和21年に新築した時は、当時9歳でした、長い年月を重ねる中で母の介護で段差のある家での介護は苦労しました、そして冬のすきま風でふとんに丸くなって寝ていた。いつ建替えをしようか悩みに悩みました、その時エルクさんで開催しているセミナーに参加して「電化リノベーション」というものがあると知りこのようなことが本当に出来るのか、半信半疑でしたのが、田越工務店さんとエルクさんに命を預ける気持ちでお願いしました、そしてこの様な形でまたこの家で生活できることの感動を実感しやってよかったと思いました。(涙ながらに)」。 ![]() 実際のお話は、もう少し長いお話でしたが、文章的にまとめさせていただきました。 いままで新築では500軒以上、リフォームや増改築ですと数えられませんがたくさんのお施主様とお付合いさせていただきましたが、こんなに感動し感極まったお話をされた事はありません。 建物を建てる生業を営んでいる者にとってはこれ以上ない賛美だと思います、お金や予算とかは度外視して、本当に喜んでもらえる物を提供させてもらった誉れを感じる瞬間でした。 ![]() 日本の家の平均的な耐久性は20年~30年で建替えや解体をされているのが現状です、そして、また展示場巡りをしてまた20~30年で朽ちる建物を選んでいる事が多いのではないでしょうか。 もうそろそろ「○下商法的」な考え方をする時代は終末を迎えてもよいのではないかとおもいます。(工場での生産性を上げて次からつぎへと使い消費しある一定の年数がきたらまた新しい物を買わせるスタイル) 今、日本の置かれてる世界の中での位置付けからしても「利用しなくなったからゴミにする」「古くなったから捨てる」は時代にそぐわないのではないでしょうか。 視野を広げて欧米などの状況をみますと、新築の家よりも中古住宅の方が価格が高い場合もあると聞きます、背景にはその国の税制や自分の家は自分でメンテナンスをする習慣などの問題もありますが、家というものの価値観の考え方が違う気がします。ヨーロッパなどに行きますと築100年や200年くらい家を1000万~2000万くらいで購入し2000万前後の費用を掛けて修復し使うこともまれではないそうです。 日本人の住まい感や家に対する想いは、サッカーと同じで似て非なる部分がありますが欧米などに比べ民意が低いのではと感じます。(私もその1人ですが) 施工する費用も職人さんの手間の掛かる部分が多くなるので簡単な作業にはなりませんが、「自分1代」という考え方で将来を進むと高い物になりますが、「子や孫の代に負担を掛けたくないという」視点から考えると決して高い物にはならなくなるかもしれません。 建物を建てる側からみても新築住宅に比べれば準備段階や計画段階からでも、大変な作業と職人の技術力が求められます、しかし造って喜んでもらえた時の感動は新築の比ではありません。 これからの住まいの新しいスタイルになって欲しいとおもいます。 次回からは、「築40年のリノベーション」されたお宅の紹介をしていきたいとおもいます。
2006年 04月 17日
リノベーションを考える上で、快適に住まう為のスペックは多種多様にありますが、大事なこと、そして忘れてならないのは家づくりの基本である「安心」「安全」そして「経済的」でなければならないとおもいます。
その担い手として、最近は「オール電化住宅」という選択が採用されている、その背景には上記の条件がほど濃く満たされているように感じられます。 ![]() ![]() IHクッキングヒーター(三菱)・・・・・熱効率も良く、火力もガスにも負けないそして火を使わずに調理ができるのでお年寄りが使うにも安全にお料理ができます、流し回りも汚れや油が跳ねることが少ないのでお手入も楽になります。 ![]() 電気温水器(三菱)・・・・・地球温暖化の元にもなるCO2の排出量の少ない、省エネタイプのエコキュートを利用することで電気料金もお得で家計にもやさしいタイプです。 これからは、寒冷地タイプのバリエーションも多くなると思いますので、「エコキュート」の採用が増えてくるとおもいます。(少しお値段高めですが・・・・。)
2006年 04月 13日
住まいの性能が上がってくると、難しくなるのが暖房設備容量の選び方が重要になってきます。
従来のような部屋単位でコタツや反射式のストーブを選んでいた頃の基準とは違い、高断熱化・高気密化されてくると建物全体、それも使われる断熱材の性能や窓などの開口部そして換気で逃げる量などを算出して容量を決定していきます。 下の表のような具体的に計算しシュミレーションをして決めていきます。 ![]() ![]() 上記の計算から建物の全体に、バランスよく暖房器具を配置していきます。 TVのように壁面に設置は少なめにして、窓下に配置することを薦めます、窓面は特に外からの冷気をよぶことが多くあります、冷気を止める効果にもなります。 人が生活しないなどの理由で暖房器具を設置しないことがありますが、いまでは結露の原因にもなりやすいので、いない部屋(納戸・クローゼットは除きます)でも暖房を設置することをお勧めします、そして大事な暖房選びですがファン式(FFストーブなど)の暖房器は極力ひかえて輻射熱暖房(ちく熱暖房器・パネルヒーターなど)で考えてもらえると安心・安全・人にもやさしいかとおもいます。 冬の快適な温熱環境を造り出す重要なポイントです。
2006年 04月 10日
前回の暖房方式は、「ちく熱暖房器」を取上げましたが、一般的なリノベーションの家を建築する場合に使用する暖房設備はちく熱暖房器だけでも充分賄えるのですが、今回のようなケースになると少し状況が変わってくることがあります。
従来の住宅の壁や屋根部はどうにかなるのですが基礎部分はどうしても熱的にみると弱い部位になるので基礎内部床コンクリート全面に深夜電力を利用した「スラブヒーター」全面に敷きこみました。工事の詳細はリノベーション(9)に戻って参照ください。 特徴は低温輻射熱と低温自然対流熱を利用して建物を均一に暖めることができます。 従来の床暖房は床面が熱くて上部が寒いという現象と床面の温度が高いことによる「低温やけど」の危険がありましたが、この不具合を解消したのがこの暖房システムの特長です。床暖房のような温度までは上昇する事がないので床暖房特有の低温火傷のような現象は起こる事がありません。 しかも全面に敷き込みますからムラのない屋内環境を得ることができます。 ![]() 家の中だけではなく、玄関・ポーチ・駐車場にも利用できますので、朝の雪かきの負担も楽になるし、足腰の弱くなったお年寄りにも安全に歩くスペースを造ることができます。 左側はスラブヒーターの制御盤右側は床面に取付けられたスリットです。 ![]()
2006年 04月 06日
今まで少し長いお休みをいただいておりましたが、久々に復活いたします。
H様邸の最大のテーマである冬の寒さを、如何に克服するかがここからの重要なポイントです。 それは「暖房」でした。 H様邸で採用された「オール電化住宅」の暖房設備の説明をしていきます。 下の写真は2階洋室に設置したちく熱暖房器です。 ![]() 1階居間のちく暖 ![]() 窓下に設置するのは、室内の温度をいくらかでも下げない工夫が寒冷地の場合特に必要になります、ダウンドラフトを解消するためにあえて置いております。寒冷地ではよく見かける設置のしかたです。 深夜電力を利用する暖房方式なので経済的にも効果があり操作性も単純なのでお年寄り小さいお子様にも安心してお使いになれます。 しかも輻射熱暖房なので体の中から温めてくれるので体にもやさしい暖房だと思います。
2005年 11月 21日
吹抜けを作った時に2階ホールの存在は大事な経路の1つです。
単なる人が移動するための空間ではなく空気の流れや人間の持っている視覚的な満足感などが心理として働き、全館暖房の効果をより一層高めてくれます。 暖房計画をする時に2階に設置する暖房器の容量にも吹抜けの有り無しや広さなどで影響されることがあり光熱費という部分で差ができます。 省エネルギーな住まい方の1つの手法です。 バランスのよい配置で快適性もより充実することができます。 ![]()
2005年 11月 21日
屋根断熱をすることによる、大屋根造りの構造の良さは、変化に富んだ空間が生まれプライベートなスペースの演出にも楽しみがあります。
ここで気をつけたいのは、照明の位置であったり、暖房器具の設置する場所などが制約されることがあるので、プランを計画する段階での配置する場所の検討が重要になります。 ![]()
2005年 11月 21日
2階の部屋に求められる空間は、いろいろな発想が演出できる楽しみがあります。
通常の天井よりも高い部位があったり、1.2mくらいの低くて収納しずらい部分であったりと知恵とアイデアが求められ、造る側からすると様々な提案ができます。 ![]() パイプを2本並べると、通常の収納量の1.5倍は衣類を納めることができます。 衣替えの時期の入替が少なくて効率のよい収納へと生まれかわります。 ![]()
2005年 11月 12日
古民家住宅の家の造りで、苦慮する部分が「階段」ではないかとおもいます。
一般的な木造の新築でも階段の位置や勾配・幅などには神経を使い実際の寸法の型を現場で表わしたりします。 現代の建物は住宅金融公庫の基準の定義が一般的に広まっているので勾配も45度以下であったり「けあげ」「踏面」にも余裕があります、「軒高」や「階高」なども明確にされているので、悩ませられることがありませんが古民家の改修の際は階段の取付けには注意が必要です。 軒高が通常の木造の建物に比べて1.0mくらい高くなっていることが少なくありません。 今までの階段を設置する時の考え方は、階段の架ける長さは2730ミリ(1.5間)で13段か14段、幅は910ミリを真芯にというのが当たり前でした。 こちらのH邸では、架ける長さは廻り階段で23段(途中踊り場は1段)、幅は1.250ミリ真芯で造りました。 少し長い感じはしますが、けあげ:180ミリ 踏面:240ミリでお年寄りの方々でも充分上がれる勾配になりました。 ![]()
2005年 11月 12日
食卓を囲む空間の中で来客のある際に人に「見せる部分」「見せたくない部分」の両面が、相反する形で共有する事があります。
ショールームや展示場と違い、日常の生活の中で使うものや閉まっておくものの配置に工夫が必要になります。 ![]() 古民家な住まいには、食卓を囲むという表現が似合います。 選択する食器棚や家電収納で上手に使い演出することができます。 ![]()
2005年 11月 12日
家族が集い、1日の出来事や楽しいくつろぎを共有する場所は食卓を並べる空間が多くなります。
朝には、窓から入る陽光に心地よさを感じ、夜には高窓ならではの隣からの視線も気にせず家族の語らいや食事を囲む夕べ楽しみます。 <台所> ![]()
2005年 11月 07日
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